学生期間はオタ活を十分に満喫できる、オタクにとって最高の期間!
しかし、気づけば大学4年生。
国家試験のために、オタ活を我慢したほうがいいのかな、と悩んでいませんか?
実は、ポイントさえおさえれば、オタ活を我慢しなくても国家試験に受かります。
この記事では、具体的な国試の勉強法を実体験を交えながら紹介します。
この勉強法を1年続けたおかげで、オタ活を我慢しなくても模試成績は6.5割をキープ、国試本番では8割とることができました。(管理栄養士国家試験は点数6割以上で合格)
▷この記事は、こんな方におすすめ!
- 管理栄養士を目指している
- オタクしながら国家試験を受ける予定
- オタ活と勉強が両立できるのか不安に思っている方
- 自分に合った勉強法が知りたい
後半は、国試勉強にも役立ちそうなメンタリストDaiGoの勉強法を一部紹介しています◎
▽管理栄養士の公務員試験・就活体験記

目次
オタ活と勉強《国試》の両立
オタ活と勉強の両立はできるのか?
私の事例を混ぜながら、紹介していきます。
これは、管理栄養士のスケジュールの一例です。

管理栄養士は意外と就職先の選択肢が多いため、人によっては年中就活という、かなりハードスケジュールです。
そんなハードな管理栄養士の卵ですが、オタ活のねらい月があります。
それは、何もイベントごとがなさそうな月です。
私たちの学校は1・2月には毎週模試がある、わりとハードな学校でしたが、そんな学校でも4・6月は模試がありません。
夏休み(8~9月)は授業もないため空き時間が多いです。
12月は”国試前最後のオタ活”という名目で、モチベーションUP!
また、頻度も重要。
国試の勉強+就活+バイトもしなければならないため、毎月オタ活することはオススメしません。
2か月に1度という絶妙な頻度は、モチベーションにつながりました。
オタ活をやめずに国家試験に合格するポイント
隙間時間の活用
私の実際のスケジュールは、平日の日中:学校(授業)・夜:週3でバイト・週1で英会話教室。
予定が詰まっているように思えますが、実際は空いた時間があります。
- 移動時間(バスや電車)
- 予定までの待ち時間
スマホを扱っている時間を勉強時間に替えていました。
隙間時間のおすすめ勉強は、
- 前日の勉強の振り返り
- 暗記教科
たった10分でも、隙間時間の有効活用はおすすめ◎
短期集中型勉強の継続
隙間時間を有効に活用するために、短期集中型勉強がおすすめ。
ここでいう、”短期集中型勉強”とは、一夜漬けの勉強のことではありません。
1日のうち、短い時間で集中して勉強することです。
集中力は持続しないので、時間を決めて勉強することで勉強の効率がUPします。
ダラダラする勉強・一夜漬けの勉強はNG。
一夜漬けの勉強は、その場限りの記憶なので、期間が長い国家試験の勉強には向いていません。
短い時間で集中する勉強を、毎日継続しましょう!
勉強する教科の順番をよく考える
暗記科目は最後の奥手。
早めに取り組めば早く点数は上がりますが、ほかの科目にも応用できる基礎科目の理解を先にするのがおすすめ。
たとえば、管理栄養士の国家試験は以下の科目から成り立っています。
(午前の部)
社会・環境と健康(16問)
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(26問)
食べ物と健康(25問)
基礎栄養学(14問)
応用栄養学(16問)
(午後の部)
栄養教育論(13問)
臨床栄養学(26問)
公衆栄養学(16問)
給食経営管理論(18問)
応用力試験 (30問)
基本的に、午前の部の問題は基礎科目、午後の部の問題は基礎科目を応用した科目です。
のついた科目を勉強してから、 のついた科目を勉強すると、効率のいい勉強ができます。
こんな問題初めて見た…という問題でも基礎科目の理解があれば、考えて問題を解くことができます。
”ド忘れした”という現象も、防ぐことができます
なぜ?を繰り返して勉強を進めると、ルールやしくみを理解できる勉強ができます◎
国家試験合格!具体的勉強法

国家試験に合格するために一番重要なことは、過去問を解くことです。
過去問を解く理由は、以下の2点です。
- 問題の傾向をつかむ
- 自分の苦手をつかむ
問題の傾向をつかむ
何かに勝負するとき、「どんな相手だろう?」と考えますよね。
相手を知って、分析したうえで勝負するのが近道です。
国家試験も同じで、
- どんな問題の出し方か
- どんな問題が出やすいのか
相手を知ることが大事です。
過去問を解いて傾向をつかみましょう。
傾向をつかむには、5年分を解くのがベストです。
管理栄養士の方は、こちらの問題集がおすすめ!
※今年の国家試験問題が載った2022年版は、おそらく6月ごろに発売されます。
しかし、発売まで何もしないわけにはいかないので、過去問題集は購入しましょう。
自分の苦手を知る
相手の傾向がわかっても、自分の得意・不得意を知らないとどんな勝負にも勝つことはできませんよね。
自分の苦手を知りましょう。
自分の苦手をつかむ方法の一つとして実践していたのは、問題を解いた後どの程度できたか印をつけることです。
やり方はとても簡単で、以下の通りにするだけです。
- 問題を解く
- どの程度できたか自分で評価(◎、〇、△、×)をする
- 評価のしるしを問題番号の近くに書く
ここでのポイントは、評価の仕方です。
- ◎:よくできた
- 〇:まあまあできた
- △:あまりわからなかった
- ×:全くできなかった
この4つでざっくりと評価をしていましたが、自分の中で基準を明確に決めることが重要です。
私の基準は、以下のように決めていました。
- ◎:よくできた:理由まで完全に説明できて正解した
- 〇:まあまあできた:理由はわからなかったが正解した
- △:あまりわからなかった:一部説明できたのもあったが不正解だった
- ×:全くできなかった:何も説明できず不正解だった
ここの基準があいまいだと、印をつける意味がありません。
評価はざっくりで良いですが、基準は明確にして自分の分析に役立てましょう。
おすすめサイクル
国家試験の勉強をするにあたって、おすすめのサイクルは以下の通りです。
アウトプット→インプット→アウトプット…
- 過去問を解く
- 間違えたところを参考書で確認
- なんで間違えたのか理解or暗記
- 同じような問題を解く
アウトプットとインプットを繰り返すことが重要!
メンタリストDaiGO式勉強法
ここからは、メンタリストDaiGoさんの勉強法の中で国家試験の勉強にも応用できそうな勉強法をご紹介。
こちらの本は、科学的根拠を基に勉強法を紹介しているので説得力があり、おすすめです。
勉強で大事なのは、想起と再言語化。
想起:思い出すこと
再言語化:自分の言葉に置き換えること
この2つを使って簡単に勉強ができる、具体的な方法を紹介します!
(詳しい説明と根拠が知りたい方は、メンタリストDaiGoさんの超効率勉強法を読んでください。)

想起:クイズ化する

覚えたい情報をクイズにして、自分の記憶度をテストしてみる方法のことです。
”問題集をやる”というのもクイズ化の一つですが、この本では”自分でクイズ化する”ことを紹介しています。
クイズ化簡単ステップ
- テキストを1ページだけ読む
- 本を閉じる
- 何が書いてあったかを思い出す
「想起」の回数が多いほど記憶に残りやすいそうなので、基礎的なテキストを読むときほど細かいクイズ化を心がけることがポイントです。
また、自分だけのまとめノートを作っている方も、これを応用して勉強できます。
クイズ化ノート術
- テキストを読む
- まとめたいところがあったら本を閉じる
- 内容を思い出しながらノートに書く
テキストを見ながらノートをとっても、脳に情報は定着しません。
読み取った情報を頭の中で思い出しつつ、ノートに書き出すのが重要なポイントです。
テストも代表的なクイズ化の例で、毎日のように行うべきとのこと。
お気に入りの問題集や過去問をやりこむのが一般的で、効果はありますがこの本では「自分でテストの問題を作る」ことをおすすめしています。
自分でテストの問題を作る
- 勉強中に、覚えたいところがあったら本を閉じる
- 内容を思い出しながら、クイズに変換する
- ノートに答えを書く
- 答えを書いたページを折り、折り返し部分に問題を書く
自分が続けられそうな勉強法に挑戦してみましょう。
再言語化:①自己解説

勉強で学んだ内容について、自問自答を繰り返しつつ理解を深めていく方法です。
自己解説 簡単ステップ
- 学びたいことをリスト化する
- 「WHY」と「HOW]で自分に質問する
- 答えを書き出して確認テストをする
例えば「血圧が上がる仕組みを理解する」というテーマだと、下記のようになります。
「血圧はどうやって調節されるんだっけ?(HOW)…レニン=アンジオテンシン系で調節されるんだったよな……あれ、そもそもなんで血圧が上がるんだっけ?(WHY)……血中ナトリウムが減って浸透圧で……」
少し掘り下げ方を省いていますが、自分の理解力に合わせてもっと掘り下げましょう。
自分で作った質問に自分で答えていき、その間に新たな疑問がわいたら、また別の質問をつなげていきます。
再言語化:②ティーチング

勉強した内容を他人に説明してみる方法です。
「教える相手なんて、すぐに見つからない…」と思った方も、安心してください。
”他の友人に教えなければいけない”と思い込んで勉強するだけでも効果はあります。
この勉強法をする上でおすすめなのが、「10歳児教授法」。
名前の通り、「この問題を10歳の子どもに伝えるにはどうすればいいだろう?」と考えてみるテクニックです。
10歳の子どもに分かりやすく説明するのは難しい作業ですが、効果は高く、理解が難しい問題でもポイントが頭に入るようになります。
また、教える対象が人でなくても、ぬいぐるみやペットでも効果があります。
(この勉強法のポイントは、声に出すことです)
人に教える勉強法をまとめると、以下の4つです。
- 勉強した内容を他人に説明してみる
- 他人に教えるつもりで勉強する
- 10歳児に説明するつもりで勉強する
- ぬいぐるみやペットを人と見立てて教える
実際に国家試験を勉強していた時、人に教えたことは頭の中に不思議と入っていることを実感しました。
自分の中で完全に理解していないと人に説明できません。
人に教える勉強法は、特におすすめです!
今回はメンタリストDaiGo式勉強法を3つ紹介しましたが、ほかにも実践しがいのある方法が載っています。
読んで損はない本なので、おすすめです◎
まとめ
オタ活を続けながら国家試験に合格するポイントは、以下の4つ。
隙間時間を活用して勉強時間を確保する
短期集中型勉強の継続
勉強する教科の順番を考える
過去問を解く
私はオタ活も自分の夢も両方手に入れたい!という一心で、勉強は早めに手を出しました。
オタ活を我慢したからと言って、国家試験に必ず合格するわけではありません。
どちらかというと、オタ活を我慢する方が毒でした。
とはいえ、趣味を我慢している友達も、もちろんいました。
そういう友達への配慮も大切です。
オタ活と勉強を両立するときは、ひっそりと行うのがベター。
なかなか点数が上がらなかったり、最近では現場に行ける人の方が少ないご時世なので不安になったり、ストレスがたまることもあると思います。
そんな時は無理をせずに休むことも重要です。
模試のこととか友達と話しづらい…なんて時は、お気軽に話しかけてください(^_^)
話すことで、自分の考えがまとまって楽になることもあります。
頑張るオタクを応援しています…!